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ドローン業界ニュース
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2020-05-30
安全な高層ビル点検を実現「ラインガイド式ドローン」
西武建設株式会社は、高層建築物を安全に点検できる『ラインガイド式ドローン』を発表した。建築物の高層化が進み点検が義務付けられるなか、まずは限定でテスターを募集し、9月のサービス開始に向け準備を進める。
超高層マンションは’00年を境に急激に増加し、’15年には800棟を超えた。一定の条件を満たすビルに点検が義務付けられるなか、ドローン点検の活用に期待が高まっている。一方で簡単そうに見えるドローン点検だが、実際に現場で運用するには、安全面などさまざまなハードルが存在する。そこで西武建設株式会社では、こうした課題をクリアしたラインガイド式ドローンを開発した。簡単かつ正確に高層ビルのドローン点検が出来るとあり、業界内での期待も高まっている。今、注目を集める同社のラインガイド式ドローンとは。
実用性と安全性を兼ね備えた『ラインガイド式ドローン』その手法はシンプルだが、極めて実用性が高い。まず、ビルの地上から屋上までをラインで結ぶ。地上は離発着所を設置し、屋上はラインに繋がった釣り竿をブランケットで固定する形だ。そのラインに沿ってドローンを昇降させることで壁面調査を行うというもの。特別な技術を用いるわけでなく簡単な仕組みなのだが、ドローンが抱える問題をクリアした非常に理にかなった技法だ。具体的なポイントは以下の5つだ。
(1)安全性
ドローンを業務に利用する場合、安全性の確保が1番重要だ。とくに人口集中(DID)地区で行うビルの点検業務では、様々な場面を想定し、安全に万全を期す必要がある。その点、ラインに沿って昇降するこの手法なら、ビル特有の突風が発生した場合でも流されず、万が一墜落した場合も離発着地点に落ちるため、リスクが最小化できる。
(2)正確性 現在ドローンを操縦する際、多くの場合GPSに依存する。しかし、街中の高層ビルは影になっている場所が多く、GPSが検知できない場合も多い。また、周囲の鉄材によるマルチパスの影響も受けやすい。その点、ラインで位置を固定できれば、電波環境に係らず正確に点検することが可能だ。
(3)操作性 ドローンの壁面点検で最も難しいのが、ドローンを壁に対して常に正対した状態で一定の距離を保つことだ。一般的には壁から4~5mの距離を維持しつつ上下動させる必要があるが、この操作を長い距離、しかも一定の速度で行うことは熟練したパイロットでも至難の業だ。しかしラインに沿わせることで、こうした操作が誰でも簡単に行える。
(4)効率化 これまでの高層建築の点検では、組んだ足場に作業員が上って調査する手法が一般的。例えば20階建てのビルなら、30名ほどの作業員が必要とされ、足場の設置から点検・撤去に至るまでおよそ1週間を要する。このドローン点検なら足場を組む必要もなく、作業時間を約半日にまで短縮できる。(5)低コスト
ラインガイド式点検では、特殊な機材は必要ない。ドローンは一般的なDJIのファントム4プロなどを使用する。また人員は、屋上にラインを移動させる2名と、地上にパイロットと飛行管理責任者2名の計4名いれば運用が可能で、従来の方法に比べて5分の1にコストが削減できる。このようにラインガイド式ドローンによる高層建物の点検は、安全性の面でもコストの面でもメリットが多い。西武建設では、この技術の特許を出願するとともに9月のリリースに向けて準備を進めているところだ。
コメント建設業界の現場でドローン導入が進んでいる今日、都市部でのドローン活用はまだまだ課題が多い。そんな中、西武建設(株)が発表した「ラインガイド式ドローン」は都市部の高層建造物には、素晴らしい点検方法ですね。人・物・気候・電波と気にすべき点が多い都市部でラインガイド通りにドローンを操縦出来るのは心強い事です。従来のドローン調査より、ラインと繋がっている事によって、ビル風、電波障害を受けても周囲へ飛んでいかず、人、物への被害も抑えられ安全性が向上します。ラインガイド式ドローンが普及していく事によって、ドローンでの外壁調査が世間に認知されることを切に願っております。
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2020-04-30
ドローンが新型コロナウイルス対策に一役!海外の活用事例
新型コロナウイルス感染症が世界的な広がりを見せており、日本国内においてもすでに影響が生じています。こうした状況下の中で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく、ドローンの利活用が注目を浴びています。今回の記事では、新型コロナウイルスに対抗する、世界のドローン活用事例をご紹介します。
ドローンが医療物資を運ぶ感染震源とされている中国・武漢の近郊で深刻なウイルス被害を受けている省のひとつである浙江省の新昌郡。今月6日時点で、1,006人もの人が感染していることが確認されています。中国・杭州のスタートアップであるAntwork社は地方自治体や医療機関と連携し「ドローンによる医療物資の輸送プロジェクト」を開始しました。Antworkはドローンと無人ステーションを活用し、医療物資の輸送を始めています。ドローンによる物資輸送は、輸送物と人員の接触を減らし医療物資の二次汚染を防ぎながら、通常の道路での輸送に比べ効率を50%以上向上させる事に成功。ドローンを活用し、人的・物的資源の節約を図ります。
ドローンで市街を消毒中東のイランでも新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化しています。イラン当局の発表によると感染者数はイランの31州すべてで7161人と確認されています。イラン政府は新型コロナウイルス対策として、ドローンで市街を消毒し全土に30万チームを派遣して戸別訪問を実施する方針です。また、同様に韓国でもドローンを使用して消毒剤の散布を行うなどの動きがありました。
ドローンでマスク着用を促す先月17日には中国・江西省、南昌市、青雲譜区で警官がドローンを使用し、歩行者にマスクを着用するように警告する動画が中国のSNSで話題になりました。新型コロナウイルス感染が拡大して以来、南昌市公安局特警支隊は交通管理局などの部門と共に「ドローン警務連隊」を組織し、地上と空で「立体的」にウイルス対策の「全方位宣伝」を行っています。
コメント世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスだが、感染拡大を抑えられない理由の1つとして、感染経路がわからないことがあげられる。そこで問題解決の手助けになるのが、ドローンでの医療物資の運搬、市街への消毒である。人との不要な接触を無くしドローンを代用すればウイルスの感染を防ぎながら、治療ができる。新型コロナウイルスに限らず、今後ドローンの利活用が日常的になってくれば、医療崩壊を防ぐ事も可能である。今回の新型コロナウイルス感染症には皆様も十分にお気をつけください。はやくこの状況が終息に向かう事を願いつつ、ドローンの利活用でいかにこの状況を打破するか?見守りたいところだ。 -
2020-04-30
経済情報誌に弊社のドローン事業が掲載
この度、ドローンビジネスに特化した経済情報誌『ドローン.biz 4月号』に弊社のドローン事業の記事が掲載されました。 『ドローンを活用した外壁調査点検のメリットとその実用性に迫る』をテーマに、①ドローンが実現する点検作業の省コスト化②建築のプロによる操作でドローンの価値の最大化③新たな試みとして、施工後の最終チェックにドローンの活用この3点について取材を受けました。
弊社のドローン事業以外にも、ドローン業界で注目されているトピックが丁寧な取材でまとまり、点検・測量・農業・警備など、ドローンビジネスにまつわる情報が掲載されています。是非、一読お願い致します。
弊社のドローン部門についてご依頼・ご質問がありましたら、下記URLからご連絡ください。https://www.kizuna-mis.com/contact/ -
2020-04-30
2020年GWのお知らせ(5月3日~6日)
弊社の2020年のGW休業は、5月3日~5月6日の予定です。GW中のお問い合わせなどについては、5月7日のご回答になりますので、ご了承ください。 何卒よろしくお願い致します。 -
2020-03-30
ブルーイノベーション、狭小ガス管内でも点検可能に
ブルーイノベーション株式会社は、日鉄環境プラントソリューションズ株式会社が維持管理を受託しているさいたま市桜環境センターの溶融炉、除塵機、減温塔などの設備内において、球体ドローンや「ELIOS」および「ELIOS2」による点検作業を実施し、これまで人が入れなかった発生ガス管においても、耐火材の剥がれやクリンカの付着状況を確認する事ができたと発表した。今まで足場を建てて点検員が確認してきた場所での新たな点検手法として、容易にかつ安全に作業が可能である。2018年6月からプラント、発電所、大型の工事等を中心に約100現場近くの屋内施設で狭小空間での点検作業に最適なELIOSの導入を進めてきた。2020年1月に軍用した岩手県内の施設では、粉塵過多の環境下だったが、ELIOS2の粉塵最適ライン等の新機能により内部の状態を鮮明に確認できたという。ブルーイノベーションは、今後も暗所や粉塵過多や有害物質が在る場所、耐火材の落下懸念が予想される場所等において、より効率的で安全な、ドローンによる点検ソリューションを展開するとしている。コメント近年、加速を続けるドローン業界ですが、球体型ドローンの登場により、ガス管内のような狭小部でも飛行可能になったことに驚きました。弊社では最新鋭の外壁調査用赤外線カメラ搭載ドローンを導入致しております。業種は違えど、企業がドローンを導入する目的として「作業をどう安全に・簡単に行うか」がテーマになっていますね。建築業界に限らず社会全体が人手不足、作業効率の向上に悩まされる今日、ドローンが社会に馴染んできてるのがわかります。今後どのようなドローンが私たちの仕事、生活に溶け込んでくるのかとても楽しみです。 -
2020-03-09
動画投稿
HPのトップページで流れる動画をYouTubeに投稿致しました。今後もドローン調査の様子や、ドローンで撮影した動画を投稿していきます。弊社の活動・技術に少しでも興味が有りましたら、是非ともチャンネル登録をお願い致します。https://youtu.be/FzoiA66utzY