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ドローン業界ニュース
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2021-12-292021年、年末年始休業のお知らせ(12月30日~1月5日)
弊社の2021年の年末年始休業は、12月30日~1月5日の予定です。休業期間中のお問い合わせについては、1月6日のご回答になりますので、ご了承ください何卒宜しくお願い致します。 -
2021-11-3012月20日から登録制度の事前登録開始、国土交通省がドローンの登録手数料を発表
2020年6月に成立した航空法改正に伴い、ドローンの登録制度が始まる。11月19日、国土交通省は、登録の申請および更新に対する手数料の額を定めた「航空法関係手数料令の一部を改正する政令」等が、閣議決定されたことを発表した。
新たに定められた登録手数料は、書類申請と電子申請で額が異なり、書類による申請は2,400円となる。電子申請は個人番号カードまたは、デジタル庁が補助金制度などの申請用に設けたシステムであるgBizIDを国土交通大臣に送付し、本人確認ができた場合の手数料は900円。なお、電子申請において、個人番号カードまたはgBizID以外の利用者証明用電子証明書を用いた場合の手数料額は1,450円だ。また、申請方法に応じた手数料額のほか、同時に複数機登録した場合の手数料額も決定。書類申請および電子申請における個人番号カードまたは、gBizID以外を用いた登録の2機目からは、1機目の納付額から400円差し引いた手数料額とし、個人番号カードまたはgBizIDを用いた電子申請の2機目からは890円としている。
▼航空法関係手数料令の一部を改正する政令案要綱▼航空法関係手数料令の一部を改正する政令(案文・理由)
国土交通省は登録手数料の額に加え、登録制度の開始期間を発表。登録制度は事前登録の受付期間を設け、2021年12月20日から開始し、登録義務化施工日は2022年6月20日に定められた。
▼「航空法関係手数料令の一部を改正する政令」等を閣議決定
航空法改正によって創設される登録制度は、所有者情報の把握を目的としたものだ。登録制度に加え、ドローンへのリモートIDの搭載を義務化することで、所有者情報と機体情報が紐付けられる。これにより、法律違反の飛行を特定することや、トラブル発生時の適切な対応が可能となる。 -
2021-10-31来年6月からドローンの登録義務化!100g以上も規制対象に
2021年10月12日、国土交通省は来年6月20日からドローンの機体登録を義務化すると発表した。重さ100グラム以上の機体が対象で、これまで航空法による飛行規制の対象外だった小型タイプも含まれる。所有者は氏名や住所、機体情報を国へ届け出るほか、機体への登録番号表示も求められる。登録申請は今年12月20日からインターネットか書面で受け付ける。 航空法は、バッテリーを含む重さ200グラム以上の機体を対象に、人口集中地区や高度150メートル以上などの空域でドローンの飛行を規制している。ただ、小型でも性能向上により飛行可能距離が延びており、来年6月の登録義務化と同時に、規制対象も100グラム以上に拡大する。 登録制度は、事故やトラブル時に所有者を速やかに特定するためで、令和2年成立の改正航空法で規定された。所有者は自身の情報や機体の型式、製造者を登録。国から通知された識別番号をシールなどで機体に表示することも義務付けられる。▽国土交通省発表資料「無人航空機等の飛行による危害の発生を防止するための航空法及び重要施設の周辺地 域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律の一部を改正する法律の施行 期日を定める政令を制定する政令案」、「航空法施行規則等の一部を改正する省令案」 等についてhttps://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000225458コメント登録記号の表示を怠った場合は、50万円以下の罰金又は1年以下の懲役が科されるそうです。また、航空法改正とは別に、重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律の一部改正も行われ、警察や空港管理者によるドローンの退去命令、やむを得ない場合の電波妨害が可能になりました。今後、ドローンに関する免許制度も創設される予定で、学科や実技試験などを課して、ドローンの事故防止を強化していく模様。政府は、登録制度導入から2023年までにドローン1万台あたりの事故等の発生率の半減を目標としているようです。 -
2021-09-30【規制緩和】係留を用いた飛行の許可承認と高層構造物周辺の飛行禁止空域を見直しへ -航空法施行規則の一部を改正!ドローンの低高度飛行と構造物点検の活用促進-
9月24日、国土交通省は航空法施行規則の一部改正を実施し、ドローン等の飛行規制の一部を緩和したと発表した。▼国土交通省発表資料「航空法施行規則の一部改正を実施しました!」https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001425120.pdf 今回の改正は、今後のドローンの利活用拡大を見込んで施されたもので、地上の人や飛行における安全を損なうおそれがないと判断できるものについて、個別の許可・承認を不要とする見直しを実施した。 まずひとつ目に、十分な強度を有する紐等でドローンを係留した場合、以下の許可・承認が不要となる。ただし、係留する紐の長さは30m以下とし、飛行可能範囲に第三者が立ち入らないように、管理しなければならない。・ 人口密集地上空における飛行・ 夜間飛行・ 目視外飛行・ 第三者から30m以内の飛行・ 物件投下 次に、高層構造物の周辺飛行における飛行禁止空域の見直しだ。煙突や鉄塔、送電線などの高層構造物の周辺は、地表又は水面から150m以上の空域であっても、構造物から30m以内の空域であれば、飛行禁止空域から除外され、飛行させることが可能となる。なお、30mは他の航空交通との衝突リスクを考慮したうえで、定義されている。 国土交通省は今回の改正実施に伴い、8月から9月にかけて「航空法施行規則の一部を改正する省令案」に関する意見の募集を行った。24件の意見が提出され、その中には係留がプロペラに絡まることを危惧する意見や、安全性の高い係留の種類についての疑問が寄せられた。なお、強度については紐等が切断される場合には、係留による飛行とは認められないとしている。コメント航空法施行規則の一部改正されました。この規制緩和により、インフラや建物点検等でドローンがより活用しやすくなることが予想されます。半面、パブリック・コメントに寄せられた意見にもあるように、係留により紐等がプロペラに絡まる、紐等にドローンが引っ張られて制御を失うなどのリスクも生じます。係留に適した紐等の検証や係留を用いても、安全にドローンを飛行させる技術も必要になってきます。今回の規制緩和を踏まえ、弊社では今後も安全なドローンの飛行の検証、技術向上に努めてまいります。 -
2021-08-31香川県で世界初の取り組み!「ドローン定期航路」を開設
2021年8月17日、高松市のベンチャー企業などが香川県三豊市の離島にドローンで医療物資などを運ぶ定期航路を開設しました。高松市のドローン物流ベンチャー「かもめや」や、三豊市、香川大学など10の団体が17日午前、航路の開通式を行いました。この航路は三豊市の須田港と粟島の間の往復約8キロを結び、無人のドローンが片道7分半ほどで栗島に着く計画で、雨や風の強い日を除き、粟島に生活物資や医療物資などを1日最大3往復運びます。料金は商品の代金と手数料の500円が掛ります。粟島は人口が約170人。そのうち約85パーセントが65歳以上で、常勤の医師はいません。遠隔での診療や服薬指導を実現しようと、かもめやなどは2020年7月からドローンで医薬品などを配送する実証実験をしていました。そこからドローンの技術が向上し、課題のあった離島の物流に生かせるようになり、事業展開を模索していたもので、世界で初めての取り組みだということです。ドローン輸送は8月18日以降の雨が降っていない日から始まっており、かもめやなどでは今後、より重い荷物も運べる機体や防水の機体を導入したり、周辺の島々へも展開したりする方針です。コメント今回は世界初となる長期間、定期的なダイアで離島向けドローン配送事業のご紹介です。島民が電話やファックスで注文し、ドローンで栗島の港まで届けられた後、保冷バックを使いスタッフによって自宅まで運ばれるそうです。午前中に注文すると、午後には手元に届くとのこと。配送料金も500円ととても手頃で気軽に注文ができそうですね。離島特有の生活の不便さが少しでも解消され、人口減少などの課題解決の要素にもなると期待できます。 -
2021-07-31センシンロボティクスとフジタ、「全自動ドローン」で建設現場内測量と安全巡視無人化
株式会社センシンロボティクスは、株式会社フジタと共同で、現場オペレータの介在なしに現場内の安全巡視や測量業務を行う、建設現場向け全自動ドローンシステムを開発し、建設現場において国内初となる目視外補助者なし飛行(レベル3)を可能としたことを発表した。同技術は、センシンロボティクスが提供する自動離着陸、自動充電、開閉式ハッチなどを備えた完全自動運用型ドローンシステム「SENSYN Drone Hub」と、フジタの建設現場での安全巡視ノウハウや、簡易ドローン測量「デイリードローン」、標定点と呼ばれる測量用の目印を設置せず高精度な出来形計測が可能な「斜め往復撮影ドローン」の技術を組み合わせたシステム。指定時刻に基地からドローンが自動的に離陸し、事前に指定したルートを通り、測量と安全巡視を実施後、自動で着陸し、充電を実行する機能を現場実用レベルまで向上させたとしている。施工中の「令和元-4年度横断道羽ノ浦トンネル工事」(徳島県小松島市)で、全自動ドローンにより1日当たり、安全巡視2回、写真測量1回の作業を1カ月間行った結果、出来高管理(測量から土量算出)に必要な業務時間を従来の1/4に短縮するとともに、従来は必要だったドローンの操作、補助に携わる人員2名が不要となり省人化できることも確認した。同技術は2年前に開発に着手、複数現場での実証試験による改良を繰り返し、建設現場での運用に対応できるよう機能の向上に取り組んできた。現在、ドローンの目視外補助者なし飛行は許可申請が必要だが、将来的に目視外飛行や無人飛行に関する各種規制要件が緩和されることを想定し、今回の現場での無人運用に至ったという。■同技術の特徴・自動写真測量「デイリードローン」、「斜め往復撮影ドローン」の技術を導入・自動安全巡視遠隔監視システム「SENSYN CORE Monitor」を活用し、現場事務所や遠隔拠点から現場内の様子をリアルタイムに把握可能。撮影後の画像確認時には、データ格納システム「SENSYN CORE Datastore」を活用し、AIを活用した対象物の自動抽出機能により撮影日の異なる同じ場所の画像を比較することで、現場の変化を把握しやすくするメニューも搭載し、安全巡視業務の高度化を実現。■同技術の導入効果・ドローン飛行の操縦者と補助者(2名)が不要で100%の省人化・現場の出来高測量と安全巡視業務の時短で効率が50%アップ・独自ドローン技術を導入した自動写真測量で出来高測量業務の時間を従来の1/4に短縮・日々の出来高を土量推移で把握でき工事原価を適正管理・空撮により日々の施工進捗が可視化されるため、施工計画の変更などにも即時対応可能