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ドローン業界ニュース

2025-01-31

ANAとエアロセンス 航空機の機体整備点検作業にドローンでの検証開始を発表

全日本空輸(ANA)とソニーとZMPの合弁会社であるエアロセンスは、ドローンを活用した機体整備点検作業の実現に向けた検証を開始すると発表。

今現在、もし航空機が運航中に被雷した際は、整備士が機体に傷やへこみなどの不具合が生じていないかを目視で確認する点検作業をおこなっている。

今回の取り組みによって、この機体点検作業にドローン運行技術と画像解析技術を活用し、整備品質のさらなる向上と点検時間短縮による運航便の遅延・欠航を最小限に留めることを目指す。

またこれは、2月14日14:00~16:00に、大阪国際空港(伊丹空港)に隣接する「MRO Japan」敷地内にて、実際にドローンを運行させ航空機を撮影する検証を実施する予定だ。

あらかじめ自律的に航空機を周回する飛行ルートをプログラムされたドローンを運行し、航空機の外観全体をドローンに搭載した高解像度カメラで撮影し、ドローン運行の安全性の検証や画像解析データの収集、実用化に向けた課題の抽出といった検証を行う。

さらに今後は、山形県庄内空港にて、空港ランプエリア内の航空機に対する検証などのより本格的な検証を実施していく予定とのことだ。


<コメント>

主要航空会社と整備会社を合わせた整備士の年齢構成は50歳以上が約4割を占め、整備士資格を持つ約8500人のうち約2000人が今後10年ほどで退職する見込み。

また全国9つの航空専門学校では、2017年に600人だった入学者はコロナ禍を通じて減少し、23年と24年は各280人と半減、将来的に整備士不足による減便・欠航が生じる恐れもあるとのこと。

そのような状況の中、ドローンで撮影した画像を整備士が遠隔で確認することができれば、大幅な時間短縮が見込まれ今後の人材不足を補う手助けとなるのではないでしょうか。