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ドローン業界ニュース
2023-08-31
ドローンショー・ジャパンが5GHz帯の実験局を開局、1,000台規模のショーを提供開始
2023年8月10日、ドローンショー・ジャパンは、ドローン安全推進協議会と、ドローンに関連する技術およびサービスにおける安全運用に関するガイドライン策定に向けて、協定を締結したことを発表した。これに併せて無線LAN規格における5GHz帯の屋外実験局免許を取得し、1,000台規模のドローンショーの提供を開始した。
日本の電波法では屋外での利用制限がある5GHz帯の無線LAN通信において、ドローンショー分野で実験局を開局したのは国内初だという(※1)。
同協定により両者は包括的な連携のもと、ドローンを用いた新産業の安全運用を図り、これに伴う新たな技術・サービスを生み出すことによる、これらの産業の定着、集積、発展を目指す。新産業・ドローンエンタメ産業の創出発展、地域活性化に向けた協働研究、技術者等の人材育成に取り組むとしている。
※1 屋外における5GHz帯を合法的に利用してのドローンショーとして。(2023年8月10日時点、同社調べ)
■5GHz帯実験局の開局背景
電波法では気象レーダー等への電波干渉の恐れがあるため、屋外のドローンショーで5GHz帯を利用することは禁止されている。そのため同社は屋外ドローンショーで利用可能な2.4GHz帯を使っていたが、周波数帯域幅の問題から、安全性を重視して500台以上の飛行を控えていたという。
同社は総務省および気象庁と協議を重ね、総務省から屋外ドローンショーにおける5GHz帯無線LANの実験局免許を取得し、8月に都内で900台のドローンショーを実施した。
■各者コメント
ドローン安全推進協議会 事務局長 川口禎光氏
ドローンを多数使用したドローンショーが、世界中のエンターテイメント分野において、急激に事業拡大しております。日本がこの分野でのトップランナーを目指すべく、ドローン安全運用に向けた基本合意を「ドローンショー・ジャパン社」と当協会との間で締結をいたしました。
ドローン安全運用に関するガイドライン策定は、まさに安心安全基準に則った日本的ドローンエンターテイメント新産業の創出発展に寄与するものと思料します。
ドローンショー・ジャパン 代表取締役社長 山本雄貴氏
人々を楽しませ感動させるエンターテイメントだからこそ、何よりも安全面を優先し、然るべき知識とノウハウを蓄積することが重要だと考えます。
この度の、ドローン安全推進協議会さまとの安全運用ガイドライン策定が、エンタメ分野におけるドローン活用のさらなる発展につながることを願っています。
また、ドローンショー分野で5GHz帯の無線LAN通信実験局を国内で初めて開局させて頂いたことは、大変光栄である反面、今後の国内ドローン技術発展の一翼を担うということでもあり、身が引き締まる思いです。
コメント
世界で初めてのドローンショーは2013年3月、ロンドンのテムズ川上空で映画の宣伝のためにスター・トレックのロゴを描いたもので、時間は僅かでしたが遠くからでも鳥が飛んでいるように見え反響があったとのこと。
その後、2016年11月にアメリカ国内で初のドローンショー、ディズニーの「Starbright Holidays」での300機、2018年に韓国の平昌で開催された冬季オリンピックの開会式での1,200機など機体の数は増えていきます。
またドローンショーにおけるギネス世界記録としては、2022年6月中国の深センでのドローン5,184機の同時飛行や、2023年7月アメリカでのドローン1,002機が複雑なフォーメーションでアメリカの歴史における重要な瞬間を夜空に描いたものが、最大の空中テキストとして認定されました。
日本では法律の規制などもあり、海外のドローンショーとはまだ規模の大きさに違いがありますが、パフォーマンスは年々向上しており、また今回の5GHz帯無線LANの実験局免許取得で電波の問題も緩和され益々発展していくのではないでしょうか。
日本の電波法では屋外での利用制限がある5GHz帯の無線LAN通信において、ドローンショー分野で実験局を開局したのは国内初だという(※1)。
同協定により両者は包括的な連携のもと、ドローンを用いた新産業の安全運用を図り、これに伴う新たな技術・サービスを生み出すことによる、これらの産業の定着、集積、発展を目指す。新産業・ドローンエンタメ産業の創出発展、地域活性化に向けた協働研究、技術者等の人材育成に取り組むとしている。
※1 屋外における5GHz帯を合法的に利用してのドローンショーとして。(2023年8月10日時点、同社調べ)
■5GHz帯実験局の開局背景
電波法では気象レーダー等への電波干渉の恐れがあるため、屋外のドローンショーで5GHz帯を利用することは禁止されている。そのため同社は屋外ドローンショーで利用可能な2.4GHz帯を使っていたが、周波数帯域幅の問題から、安全性を重視して500台以上の飛行を控えていたという。
同社は総務省および気象庁と協議を重ね、総務省から屋外ドローンショーにおける5GHz帯無線LANの実験局免許を取得し、8月に都内で900台のドローンショーを実施した。
■各者コメント
ドローン安全推進協議会 事務局長 川口禎光氏
ドローンを多数使用したドローンショーが、世界中のエンターテイメント分野において、急激に事業拡大しております。日本がこの分野でのトップランナーを目指すべく、ドローン安全運用に向けた基本合意を「ドローンショー・ジャパン社」と当協会との間で締結をいたしました。
ドローン安全運用に関するガイドライン策定は、まさに安心安全基準に則った日本的ドローンエンターテイメント新産業の創出発展に寄与するものと思料します。
ドローンショー・ジャパン 代表取締役社長 山本雄貴氏
人々を楽しませ感動させるエンターテイメントだからこそ、何よりも安全面を優先し、然るべき知識とノウハウを蓄積することが重要だと考えます。
この度の、ドローン安全推進協議会さまとの安全運用ガイドライン策定が、エンタメ分野におけるドローン活用のさらなる発展につながることを願っています。
また、ドローンショー分野で5GHz帯の無線LAN通信実験局を国内で初めて開局させて頂いたことは、大変光栄である反面、今後の国内ドローン技術発展の一翼を担うということでもあり、身が引き締まる思いです。
コメント
世界で初めてのドローンショーは2013年3月、ロンドンのテムズ川上空で映画の宣伝のためにスター・トレックのロゴを描いたもので、時間は僅かでしたが遠くからでも鳥が飛んでいるように見え反響があったとのこと。
その後、2016年11月にアメリカ国内で初のドローンショー、ディズニーの「Starbright Holidays」での300機、2018年に韓国の平昌で開催された冬季オリンピックの開会式での1,200機など機体の数は増えていきます。
またドローンショーにおけるギネス世界記録としては、2022年6月中国の深センでのドローン5,184機の同時飛行や、2023年7月アメリカでのドローン1,002機が複雑なフォーメーションでアメリカの歴史における重要な瞬間を夜空に描いたものが、最大の空中テキストとして認定されました。
日本では法律の規制などもあり、海外のドローンショーとはまだ規模の大きさに違いがありますが、パフォーマンスは年々向上しており、また今回の5GHz帯無線LANの実験局免許取得で電波の問題も緩和され益々発展していくのではないでしょうか。